2007-10-24

10月22日ゼミの感想

・NC

記事に関して、構造的に議論する必要があると感じた。
SLは、その中で市場(需給一致)・経済活動が完結していること、3Dで体験型の空間であること、決まったプログラミングされた目的があるわけではなく常に現実が動いていること(persistent, dynamic)、の3点が特徴だ。
これを今後どのようにビジネスに生かすことができるのか・TV局はどう関係してくるのかを考える必要がある。
TV局がインターネットで収益を得るための方法は、まだ模索段階で、しばらくは現状のビジネスモデルを温存することになるだろう。

ANYの記事(新聞3社の共同事業)に関しては、ネットでTVを見る若い層が増加していること、及びタイムリー性でネットに優位性があることが背景にある。
紙とネットのメリットとデメリットがほぼ逆になるので、お互いをどのように補完できるのか考える必要がある。個人的には、新聞紙の特に重要な強みは同報性・編集性・宅配制であると思うので、ネットではパーソナル・連続性・双方向性・検索性のあるより分析的なニュースの提供を期待したい。

司会制度やホワイトボードの活用は、議論がしやすかったので、良かった。
何より、議論の司会をすることがよい知的訓練になるだろう。

・三田祭論文

モバイル放送はまだ影も形も存在しないサービスである。
ゆえに、これまで存在しているモバイル・放送/有料・無料という軸で各モデルの収益構造・サービス展開を比較し、将来のビジネスモデルの叩き台を示そうという問題意識が伝わった点は良かった。
これから、どのように結論を考察するか、論文全体の構造をどうするか、きっちり考えてつめていきたい。

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