NC:携帯でドラマ配信
(タイトル)
携帯でドラマ配信 長時間受信の端末普及期待
(出展)
2007年10月25日(木)
読売新聞 東京夕刊 17頁
(概要)
携帯電話へのドラマやアニメの動画配信が本格化している。性能が向上して長時間の動画配信ができるようになり、ドラマやアニメの本編配信も可能になった。フジテレビでは9月から、動画配信サービス「フジテレビ On Demand」の一環として、韓国の歴史ドラマ「朱蒙(チュモン)」第1章の日本語吹き替え版の配信を始めた。同局の携帯電話用サイトから専用ソフトをダウンロードして使用する。料金は1話(約45分)150円で、配信した月内であれば、同じ動画を何度でも楽しむことができる。 同局では、「プロポーズ大作戦」や「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」など連続ドラマの放送に合わせ、2分程度のサイドストーリーを作成し、携帯電話で有料配信してきた。ドラマ本編を配信するのは、今回が初めての試みになる。
東映アニメーションでも3月から、携帯電話向けに「銀河鉄道999」などのアニメ動画配信をスタート。8月からは、人気アニメ「ドラゴンボールZ」全291話を有料配信するサービス「ドラゴンボール☆ANiMO」を開始した。
(感想)
自分のコンテンツがネット上にでることを嫌がっていたテレビ局が、他メディアへの配信を試みた。
論文でモバイル放送をやっているため、この記事は興味深かった。携帯放送を始めるメディアフロー事業者は、魅力的なコンテンツを抱えるテレビ局にどのように対抗していくのだろうか。この試みはメディアフロー事業者にとって大きなライバルとなってくるだろう。テレビ局やコンテンツホルダーはこの試みにかなりきたいしているようだが、個人的には携帯電話で長時間のドラマをみるのかどうかは疑問である。
(議論したい点)
・これからメディアフローで携帯動画配信を考えているキャリアは魅力的なコンテンツを持つテレビ局にどうやって対抗していけばいいのだろうか。
・このドラマ配信の動きは、テレビ局がコンテンツを他メディアに配信していくことに積極的になったと捉えることができるか。
3 件のコメント:
テレビ局のコンテンツに勝るものを作るのは難しいだろうという印象です。
「ドラマ配信の動きは、テレビ局がコンテンツを他メディアに配信していくことに積極的になったと捉えることができるか。」という質問に対しては、これは「有料」であるので、あくまで「無料」で配信した時に積極的になったといえるのかなと私は思います。
メディアフロー事業者が今どんなコンテンツを抱えているのかあまり知らないのですが、現段階では大衆の認知度から言ってテレビ局の持つコンテンツには質/量共にかなわないのかなと思います。
メディアフロー事業者がコンテンツ制作会社と直接提携していくのって今の産業構造からは難しいんですかね?>奥くん
昨年メディアフローをたずねました。
確かサンディエゴにあります。
彼らもプラットフォームだと思います。
地デジのモバイル放送に対抗できる
かな?
もっとMobileにあった新たなコンテンツ
や編成で勝負しないと難しいのではない
でしょうか?
下記参考までに広告収入でMTVを抜いたといわれるFuse.TVです。今年日本に持ってくる
Tryをしていましたが、僕が転職してしまってとまってしまいしました。
NYのCable Vision参加です。
http://fuse.tv/index.php
マルチプラットフォームに対応しています。
こういうところに取り込みがメディアフローにも必要なのではないでしょうか?
プラットフォームとして!
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