2007-11-15

NC:「ネット縁」じわり 仮想空間に増殖するコミュニティー

朝日新聞11月7日朝刊
「ネット縁」じわり 仮想空間に増殖するコミュニティー

【概要】
 地縁、血縁、社縁といったつながりが弱まり、インターネットを介して人々が結びつく「ネット縁」の存在感が増している。ブログ、ミクシィ、ユーチューブ、セカンドライフなどの仮想空間コミュニティーサービスなどである。ゲームの世界もネットコミュニティーへ意欲的な姿勢をみせている。ここで、利用者に居心地のいい空間を作るための議論が盛んになっている。
 仮想コミュニティーでは実人生を越えた経験ができる。多くの人が集まってアイディアがふくらめば、現実が思わぬ方向に動く可能性もあるだろう。


【感想】
 現在セカンドライフではビジネスが成り立たないものの多くの企業が参入をし、また動向をみているところから、仮想コミュニティーの存在はこれからも大きくなるだろう。現実からまったくかけ離れた仮想コミュニティーというものは存在せず(そもそも人が目にしたことのないものを一から作り上げるというのは難しいのではないだろうか)、必ずどこかで現実世界の補完をしているのが仮想コミュニティーである。
 現実世界を補完する(時間的・空間的障壁を除いた)意味で多くの人と交流できるようになったミクシィ等のSNSはとても画期的な道具である。人々のコミュニケーション方法が時代とともに移り行くのは自然なことであり、仮想コミュニティーは現在の人々の生活の特徴を表しているともいえるだろう。


【議論点】
 ・次々と仮想コミュニティーに参入してくる企業の目的はなにか。
 ・現実と仮想の接点をどこに見出すか。また、その効果はなにか。

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