NC:新聞とネット融合時代
●タイトル:新聞とネット融合時代
●出典:日本経済新聞(07/10/13)
●概要
現在は新聞とネットの共存が定着しつつあり、これからは新聞とネット
の融合が始まると思われる。その中で、重要なのは、新聞とネットが
ゼロサムに陥るのではなく、プラスサムを目指す段階にあるということだ。
そして、新聞とネットについては日経、朝日、読売がネットでの共同事業など
で提携したことが日本におけるグローバルメディアの動きといえる。
ネット時代においても、カギを握るのは情報の質であることに変わりない。
メディアの変革期においても、解説力、提案力、編集力などの新聞の力を
見つめ、原点を大切にしていくことが肝要である。
新聞とネットは互いに価値を高めあう、プラスサムを目指す段階にきている
●感想
注目したのは、“融合”という言葉が使われていた点、日経・朝日・読売の“ANY”、
あとは、新聞力の3点。融合でプラスサムの関係ということですが、紙とネットを
どのように連携させていくのか、ANYの内容をみてもあまりはっきりしなかったように
思います。というかANYコストのためという感じが否めませんでした。
新聞は情報の質が大切になってくるとのことでしたが、ネットではあまり発信元など
を気にしない環境だと思うので、その中でどうやって情報の質、価値をネット上で
示そうとしているのでしょうか?
ANYのポイントは、①三社共通のウェブページ(記事の読み比べ)
②販売ネットワークの共通化、③印刷業務の相互バックアップということです。
●議論したいこと
新聞とネットでの“融合”はできるのか?
ANYでの消費者にとってメリットはあるのか?
2 件のコメント:
新聞とネットに関しては新聞の衰退、ネットの台頭というようによく論じられますが、私は新聞には新聞、ネットはネットでそのメディアの特性を最大限に活かす(ネットは情報の速さ、情報が次から次へと検索出来、好奇心をくすぐる、など。新聞は記事を練る、記事の信頼性、など。)と、「融合」とはまでもいかないと思いますが、いい形なのではないかと思います。
消費者にとってANYの意味は読み比べが出来るぐらいなのではという印象です。
新聞とネットは「融合」するのかということ以前に、現在の新聞のビジネスモデルは変わっていく必要があるだろうと感じています。質の高いフリーペーパーが出てきているという潮流もあるので。それが、いずれはネットと結びつくかどうかは、さらに先の話になるように思います。
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