2008-03-13

気になった記事

気になった記事を紹介します。


【3月6日読売新聞】携帯利用者の親が「フィルタリング」対象サイト設定 要請へ/総務省
 総務省は5日に接続できないサイトの範囲を見青年の親が自由に選べるようにキャリアに要請した。KDDIとドコモがホワイトリスト方式・ソフトバンクがブラックリスト方式を採用しており、総務省としては携帯コンテンツの衰退を招かぬよう閲覧範囲を広げる為にブラックリスト方式を薦めている。
携帯サイトの健全性の認証と青少年の保護を目的とした第三者機関「モバイルコンテンツ審査・運用監視機構(仮称)」は,審査を通り認証を得たサイトについては,フィルタリングの対象としないよう促していく。認証の審査は2008年4月から開始される。

【感想】
青少年を携帯電話を媒体とした犯罪から守るという意味では、フィルタリングは素晴らしいものだが、その携帯サイトの善悪を第三者機関がどう線引きするのかということがフィルタリングの最大の課題である。一つのサイトで様々なサービスを展開しているサイトには、犯罪の可能性はあらゆるところに点在しているのが殆どである。特にSNSなどのコミュニケーションツールとしてのサービスは、そのサイトの運営者がいくら監視しても、監視しきれない要素が必ず出てくる。よってSNS等のコミュニケーションサイトは第三者機関の裁量によってその将来が大きく変化することが否めない。勿論、青少年の親が様々なウェブサイトのことを熟知しており、ブラックリストに挙げられるのであれば問題はないが、大体の親が現在の携帯サイトのコンテンツについて理解が深いとはなかなか考えられない。よって、青少年の親が自由に携帯サイトの閲覧範囲を指定するのは現実問題難しいのではないだろうか。また、それが規制されるとしたら、何か携帯サイトを通じて大きな問題が起こった後からになると思う。
また、携帯サイトの運営主体であるコンテンツ事業者もフィルタリングを考慮して大胆な活動は行えなくなるのではないだろうか。携帯電話の機能では先進国である日本のコンテンツが疲弊してしまう恐れがフィルタリングにはあることが否めない。
 私はフィルタリングのような物理的な制限をしくと同時に、教育機関や警察、地方自治体などと連携してコンテンツに対してのリテラシー教育をまず広めるような政策を打つべきなのではないかと感じる。親も、先生も、警察も、地域の人々達のリテラシーを育成し、健全なコンテンツとフィルタリング規制が両立できるようなサービスが実現してほしい。

②【3月18日経済界】クールジャパンの旗手 アニメがんばれ!
 日本のアニメーションは、海外でも評価が高いものの、少子化や労働環境の劣悪さ、人材不足などの問題から国内では徐々に停滞しつつある。国内のアニメ産業の健全化こそ持続的な海外転換に繋がるのだが、現在の状態では将来の雲行きも怪しくなる。

【感想】
Youtubeなどの動画共有サイトの出現やデジタル化によって日本のアニメが世界中で簡単に視聴することができるようになり、日本のポップカルチャーやコスプレ等のサブカルチャーが世界中でポピュラーになっているが、新たな人気アニメが出現せず、視聴率もプライムタイムなのにも関わらず二桁に満たないという問題が出てきている。このままでは持続的なアニメコンテンツの輸出には限界があるのではないだろうか。日本のアニメやポップカルチャーは現在の状況に満足せず、持続可能なサービスを行えるように労働環境の整備や人材育成、そして海外進出に力を入れていかなければならない。国内アニメ企業は決して将来を楽観視できる状態ではないことを念頭にいれておく必要があるのではないかと思う。また、同時にアニメビジネスを成り立たせる為の海賊版防止規制も、文化の普及と規制のバランスをとりながら積極的に行っていくべきだろう。

2 件のコメント:

銭谷 侑 さんのコメント...

②のクールジャパンについて
 アニメの労働環境には問題があるとは思うけど、そんな状況でも、アニメーターになりたいと思う人間は多くいるし、私的には、現在でも「面白い」アニメは沢山生み出されているように思う。Niconicoをみよ!笑。。。問題なのは、世界から見た、日本のコンテンツの立場だと思う。
 先日、テレビ東京のワールドビジネスサテライトという番組で「オンラインゲーム王国 韓国の実力」という特集をしていた。韓国が、オンラインゲームを制作するさいに、外国のユーザーを念頭において制作している。「日本チーム」「中国チーム」「アメリカチーム」のように、具体的な国をターゲットにして、制作している光景が、そのドキュメンタリーで映し出されていた。
 コンテンツ産業において、日本には、そのような傾向はまだまだ珍しいと思う。パラダイス鎖国ではないけれども、コンテンツは、あくまで日本人向けに作られている気がする。ゲーム市場は例外かもしれないが、積極的に「売っていく」という感覚が、クリエーター側には余りない気がする。日本人向けコンテンツが、海外で人気になったりすることも多々あるが、それは「意図的」にではなく「たまたま」という感覚のほうが、僕にはシックリ来る。。。。。だからこそ「積極的」に売っていこうという姿勢は大事かもしれないが、最近「海外を無理に意識してクリエート」するよりも「クリエーター(多くは日本人が)純粋に面白いと思うもの」を今まで通り作れば良いじゃないか、というふうに考えが変わってきてる。少なくとも、海外の「日本のアニメ好き」なファンはそれを願っている気がする(少し悲観的な意見かもしれないけど)
 けれども、クリエーターの意識はそうであってよいとしても、日本のアニメをはじめとするコンテンツを、海外に売っていくノウハウがまだまだ無いのは問題だと思う。海外の人たちが、より日本のコンテンツを入手しやすく(しかも、クリエーターに報酬がきちんと入る)システムを考えていくべきかも。そして、優秀な海外のクリエーターが日本に集まるような土台を作っていく事が大事だと思うんだよなぁ。アニメフェア(コンテンツの取り引き生じる)とかは、とても有効な手段だとは思うけどなぁ。。。

匿名 さんのコメント...

私もコンテンツの海外に対して積極的に売り出す、また海外向けコンテンツを作る姿勢というのは見られないと思いました。

日本人が海外に売り出そうとして作ったものより、「こんなものが!?」というものが外国人にウケるという場合が多いように感じます。個人的な例ですが、ピカチュウだって私は流行っていた時「こんなダサいキャラクターが嘘でしょ!」(ポケモンファンの人ごめんなさい…)と思ってしまいました。

現在はその何も考えていないのに良い結果を生んでいる状況があるけれども、ある良い結果を自ら引き寄せる力が日本には必要だと思いました。